小室ら "超音波気管支鏡ガイド下針生検 (EBUS-TBNA) 後に縦隔炎を来した1例"

超音波気管支鏡下経気管支リンパ節穿刺法(EBUS-TBNA)は2002年に本邦において開発され, 特に肺癌診療における縦隔リンパ節転移の診断に不可欠の検査法となっている. EBUS-TBNAは, 従来の外科的な縦隔鏡検査と比較して低侵襲であるだけでなく, 診断精度において縦隔鏡単独に匹敵する感度と特異度を有し, その併用により縦隔鏡単独に比しさらに高い感度で診断でき, かつ無用な手術を減らすことに繋がることも報告され, ACCPガイドライン第3版において肺癌の縦隔リンパ節ステージングにおける第一選択となっている....

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Bibliographic Details
Published in気管支学 Vol. 39; no. 5; pp. 377 - 378
Main Author 副島研造
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本呼吸器内視鏡学会 25.09.2017
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ISSN0287-2137

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Summary:超音波気管支鏡下経気管支リンパ節穿刺法(EBUS-TBNA)は2002年に本邦において開発され, 特に肺癌診療における縦隔リンパ節転移の診断に不可欠の検査法となっている. EBUS-TBNAは, 従来の外科的な縦隔鏡検査と比較して低侵襲であるだけでなく, 診断精度において縦隔鏡単独に匹敵する感度と特異度を有し, その併用により縦隔鏡単独に比しさらに高い感度で診断でき, かつ無用な手術を減らすことに繋がることも報告され, ACCPガイドライン第3版において肺癌の縦隔リンパ節ステージングにおける第一選択となっている.
ISSN:0287-2137