Hybrid THA 5年経過例の検討
「はじめに」人工股関節(以下THA)の長期成績の報告が散見されセメント使用, セメントレス共に1ooseningが問題となっている. 我々は広範囲にpress fitが可能な臼蓋側にはセメントレス, ステムと骨髄腔の形状の違いを解消する目的で大腿骨にはセメント使用で対応するHybrid THAを行なっており今回中期成績を検討したので報告する. 対象と方法 臼蓋にはHarris Galante porous prosthesisを, 大腿骨にはprecoat hip prosthesisを用いたHarris Galante(以下H/G)Hybrid THAのうち5年以上経過した18例中今回調査可...
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Published in | 整形外科と災害外科 Vol. 47; no. 4; pp. 1318 - 1321 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
西日本整形・災害外科学会
1998
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0037-1033 |
Cover
Summary: | 「はじめに」人工股関節(以下THA)の長期成績の報告が散見されセメント使用, セメントレス共に1ooseningが問題となっている. 我々は広範囲にpress fitが可能な臼蓋側にはセメントレス, ステムと骨髄腔の形状の違いを解消する目的で大腿骨にはセメント使用で対応するHybrid THAを行なっており今回中期成績を検討したので報告する. 対象と方法 臼蓋にはHarris Galante porous prosthesisを, 大腿骨にはprecoat hip prosthesisを用いたHarris Galante(以下H/G)Hybrid THAのうち5年以上経過した18例中今回調査可能であった14例を対象とした. セメントテクニックはいわゆるtwo thumb methodを用いて行なわれていた. 手術時平均年齢は65.4才(47-77才)で女性12例, 男性2例, 原疾患は二次性変股症(以下OA)7例, 一次性OA6例, 慢性関節リウマチ(以下RA)1例であった. 平均追跡期間は6年11カ月(5年一8年3カ月)である. 臨床成績は日整会変股症判定基準(以下JOA score)にて評価した. 股関節正面X線像より臼蓋側, 大腿骨側のlooseningの有無, 各zone別の反応性変化を検討した. |
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ISSN: | 0037-1033 |