食べることが困難な子どもたちへの支援を考える〉食べることと話すことについての考察:臨床心理学的視点から
言語聴覚士の職能において,話すことの障害と食べることの障害に対する専門的アプローチを行うことが,その中核をている.しかし,これらの障害の背景には必ずしも生理学的機能障害ばかりでなく,心理的問題や周囲との関係性の問題が潜んでいることが少なくない.後者へのアプローチについては自然科学的なエビデンスを確立することが難しいが,臨床心理学的な視座をもってクライエントと接すると,問題を理解しやすい場合がある.本論の目的は事例を通して,こうした視座を紹介するものである....
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Published in | コミュニケーション障害学 Vol. 24; no. 2; pp. 146 - 152 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本コミュニケーション障害学会
30.08.2007
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Online Access | Get full text |
ISSN | 1347-8451 1884-7048 |
DOI | 10.11219/jjcomdis2003.24.146 |
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Summary: | 言語聴覚士の職能において,話すことの障害と食べることの障害に対する専門的アプローチを行うことが,その中核をている.しかし,これらの障害の背景には必ずしも生理学的機能障害ばかりでなく,心理的問題や周囲との関係性の問題が潜んでいることが少なくない.後者へのアプローチについては自然科学的なエビデンスを確立することが難しいが,臨床心理学的な視座をもってクライエントと接すると,問題を理解しやすい場合がある.本論の目的は事例を通して,こうした視座を紹介するものである. |
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ISSN: | 1347-8451 1884-7048 |
DOI: | 10.11219/jjcomdis2003.24.146 |