川崎医科大学病院医師のグループウェアに対する意識

[抄録] グループウェアはInformation Infrastructure functionsをサポートするシステムであり, 今日, 広く利用されつつある. 当院においても2006年よりサイボウズが導入されているが利用率は高くない. そこで医師, 看護師, コメディカルあるいは事務職などその他の職種に分けて全職員を対象にサイボウズに関連するアンケート調査を2009年8月~9月に行った. その中で, ユーザの中心である医師がどのような意識を有しているのかを報告する. 回収率は89.8%であった. サイボウズは96%以上の医師に知られており, よく利用する人は44%であったが, 有用なコンテン...

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Published in川崎医学会誌 Vol. 36; no. 4; pp. 283 - 294
Main Authors 若宮俊司, 和田秀穂, 粟飯原輝人, 井口保之, 川元隆弘, 山下武則, 中島一毅, 平野一宏, 松田英治, 為近美栄, 小林博久, 玉井恭子, 堀尾佳子, 武内裕美, 角田美代子, 小林宏規, 遠藤賢二, 山本大志, 川内宏晃, 宮島孝直, 安達博史, 種本和雄, 桐生純一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 川崎医学会 2010
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ISSN0386-5924

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Summary:[抄録] グループウェアはInformation Infrastructure functionsをサポートするシステムであり, 今日, 広く利用されつつある. 当院においても2006年よりサイボウズが導入されているが利用率は高くない. そこで医師, 看護師, コメディカルあるいは事務職などその他の職種に分けて全職員を対象にサイボウズに関連するアンケート調査を2009年8月~9月に行った. その中で, ユーザの中心である医師がどのような意識を有しているのかを報告する. 回収率は89.8%であった. サイボウズは96%以上の医師に知られており, よく利用する人は44%であったが, 有用なコンテンツがない, ID・パスワードが覚えにくい, 画面が分かりにくい, 端末が使いたい時に使えない, 操作が難しいといった指摘がなされていた. 電子カルテ導入以前に実装が望まれていた機能の多くは2010年1月稼働の電子カルテにより実現されたと考えられるが, 今後は患者管理やe-mailなど電子カルテにはない機能の追加と使いやすい環境整備をめざすことが大切である.
ISSN:0386-5924