全身性エリテマトーデス(SLE)合併妊娠の経過中に血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)を併発した1例
SLE合併妊娠経過中にTTPを発症しSLE増悪との鑑別が困難であった1例を経験したので報告する.症例は33歳,女性.平成8年にSLEと診断,妊娠初期は非活動性で推移していたが,妊娠20週より浮腫・発熱・尿蛋白・血小板減少・溶血性貧血を認めた.ステロイド及びガンマグロブリン大量療法が無効で,破砕赤血球の出現・意識障害を認めたことからTTPと診断.そこで,血漿交換療法に加え,ビンクリスチン緩速静注療法を施行し改善した....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 92; no. 7; pp. 1333 - 1336 |
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Main Authors | , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
10.07.2003
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Summary: | SLE合併妊娠経過中にTTPを発症しSLE増悪との鑑別が困難であった1例を経験したので報告する.症例は33歳,女性.平成8年にSLEと診断,妊娠初期は非活動性で推移していたが,妊娠20週より浮腫・発熱・尿蛋白・血小板減少・溶血性貧血を認めた.ステロイド及びガンマグロブリン大量療法が無効で,破砕赤血球の出現・意識障害を認めたことからTTPと診断.そこで,血漿交換療法に加え,ビンクリスチン緩速静注療法を施行し改善した. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.92.1333 |