バイオマス利活用 (その4) 炭化

木炭は最も有名な炭化物であり, 古来より日本のみならず世界中で, 主に燃料用として利用されてきた。近年, バイオマスを炭化して有効に利活用しようとする研究・技術開発がさまざまなところで行われている。 本講座では, バイオマス利活用における炭化技術について, 炭化の基礎から導入に当たっての留意点を整理した。炭化については装置の効率や炭化物の用途について未解決の部分はある。バイオマスの有効利用を考えた場合, 炭化単独での採択よりも, 有効利用システムの中で炭化を位置付けることが有効と考え, そのためには炭化の特性を適切に把握し, 地域の条件を考慮し, システムの中で, 炭化に何を期待するかを明確に...

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Published in農業土木学会誌 Vol. 73; no. 9; pp. 833 - 838,a3
Main Authors 凌, 祥之, 柬理, 裕
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社団法人 農業農村工学会 01.09.2005
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Summary:木炭は最も有名な炭化物であり, 古来より日本のみならず世界中で, 主に燃料用として利用されてきた。近年, バイオマスを炭化して有効に利活用しようとする研究・技術開発がさまざまなところで行われている。 本講座では, バイオマス利活用における炭化技術について, 炭化の基礎から導入に当たっての留意点を整理した。炭化については装置の効率や炭化物の用途について未解決の部分はある。バイオマスの有効利用を考えた場合, 炭化単独での採択よりも, 有効利用システムの中で炭化を位置付けることが有効と考え, そのためには炭化の特性を適切に把握し, 地域の条件を考慮し, システムの中で, 炭化に何を期待するかを明確にする必要がある。
ISSN:0369-5123
1884-7188
DOI:10.11408/jjsidre1965.73.9_833