表面を探る : 1. ビーム・表面相互作用: 表面レーザー分光 (<特集> 表面)

レーザー光は単色で輝度が高く位相がそろっており, また指向性に富み短パルスも発生可能であるという点で, 常に性質のよい"ビーム"である. この性質の故にレーザー光を用いると非レーザー光では観測できない現象が観測できることのみならず, 非レーザー光でできる測定も格段に質が向上する. 本解説ではこのレーザーを用いた表面分光の中からラマン散乱・第二高調波発生を中心にレーザー刺激脱離および二光子共鳴光電子分光にも触れて広く表面レーザー分光を概観する....

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Bibliographic Details
Published in日本物理学会誌 Vol. 46; no. 4; pp. 264 - 268
Main Authors 潮田, 資勝, 水谷, 五郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本物理学会 05.04.1991
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ISSN0029-0181
2423-8872
DOI10.11316/butsuri1946.46.264

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Summary:レーザー光は単色で輝度が高く位相がそろっており, また指向性に富み短パルスも発生可能であるという点で, 常に性質のよい"ビーム"である. この性質の故にレーザー光を用いると非レーザー光では観測できない現象が観測できることのみならず, 非レーザー光でできる測定も格段に質が向上する. 本解説ではこのレーザーを用いた表面分光の中からラマン散乱・第二高調波発生を中心にレーザー刺激脱離および二光子共鳴光電子分光にも触れて広く表面レーザー分光を概観する.
ISSN:0029-0181
2423-8872
DOI:10.11316/butsuri1946.46.264