村井ら "気管支結核に併存した気管支動脈瘤の破裂を胸部大動脈ステントグラフト治療 (thoracic endovascular aortic repair : TEVAR) を含む集学的治療によって救命できた1例"

本論文は, 喀血に対し気管支動脈塞栓術 (BAE) を企図したものの, 責任血管の選択ができなかったため, 体外式膜型人工肺 (VV-ECMO) 下に胸部大動脈ステントグラフト治療 (TEVAR) を行うことで止血を得た経験の報告である. 近年, 気管支動脈瘤の治療手段としてTEVARを使用した報告が散見されるようになっている. 喀血に対する治療としては, まず, その低侵襲性からBAEが検討されることが一般的である....

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Published in気管支学 Vol. 45; no. 4; pp. 255 - 256
Main Author 桜田晃
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本呼吸器内視鏡学会 25.07.2023
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ISSN0287-2137

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Summary:本論文は, 喀血に対し気管支動脈塞栓術 (BAE) を企図したものの, 責任血管の選択ができなかったため, 体外式膜型人工肺 (VV-ECMO) 下に胸部大動脈ステントグラフト治療 (TEVAR) を行うことで止血を得た経験の報告である. 近年, 気管支動脈瘤の治療手段としてTEVARを使用した報告が散見されるようになっている. 喀血に対する治療としては, まず, その低侵襲性からBAEが検討されることが一般的である.
ISSN:0287-2137