両側腎動脈狭窄に対し経皮的血管形成術(PTA)を行い血液透析から離脱し得た1症例
症例は59歳男性.心不全を契機に急速な腎機能低下を認め,血液透析開始となつた.臍周囲の血管雑音より腎動脈狭窄が疑われ,大動脈造影にて両側腎動脈起始部狭窄が明らかとなつた.すでに透析開始時より1カ月半が経過していたが,両側腎動脈に対して経皮的磁管形成術(PTA)およびステント挿入を行つたところ,術直後より尿量の回復を認めた.その後透析から離脱し,腎機能もほぼ正常化した....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 86; no. 5; pp. 846 - 848 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
10.05.1997
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Subjects | |
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ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.86.846 |
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Summary: | 症例は59歳男性.心不全を契機に急速な腎機能低下を認め,血液透析開始となつた.臍周囲の血管雑音より腎動脈狭窄が疑われ,大動脈造影にて両側腎動脈起始部狭窄が明らかとなつた.すでに透析開始時より1カ月半が経過していたが,両側腎動脈に対して経皮的磁管形成術(PTA)およびステント挿入を行つたところ,術直後より尿量の回復を認めた.その後透析から離脱し,腎機能もほぼ正常化した. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.86.846 |