Cardiac Reserve Index Score 心予備能指数スコアの提唱 急性心筋梗塞後の臨床上の revasculization の指標として

• Published in: 日本臨床麻酔学会誌 Vol. 3; no. 1; pp. 111 - 116
• Main Authors: 鈴木, 滋, 水野, 啓之, 土川, 直樹, 堀江, 卓史, 千葉, 胤貞, 山内, 俊明, 古沢, 文夫, 市原, 利勝
• Format: Journal Article
• Language: English
• Published: 日本臨床麻酔学会 1983
• ISSN: 0285-4945; 1349-9149
• DOI: 10.2199/jjsca.3.111

急性心筋梗塞後の急性期に麻酔•手術を行うことの危険性については論をまたない (Steen Tarhan 1978). しかし緊急手術の場合においては我々麻酔科医も, いかなる麻酔前評価をし麻酔管理をするかで悩まされる. 急性心筋梗塞後の早期に9症例の麻酔を行なった経験より, 著者らの考察した運動負荷試験を利用したCRIスコアの提唱とその有用性について述べた. CRIスコアの特徴は stress testing と physical activity の2つの運動負荷よりなり, これらが不可能な時にはST部の日内変動をみることでもスコアリングできることである. さらに Nitroglycerin, Nifedipine 等の積極的な vasodilator therapy についても述べた.