第1回 体表心臓微小電位研究会 時間周波数解析における種々の窓,窓幅での検討 Wigner分布を用いて
目的:体表面平均加算化心電図の時間周波数解析(Wigner分布を用いて)にて疑似波形および臨床例で種々の窓(Haming窓(Hn),BlackmanHarris窓(BH),Rectangular窓(RT)),窓幅(30ms-180ms)を用い至適な窓種,窓幅の検討を行う.対象および方法:疑似波形(QRSを想定した基本波形,latepotentia1を想定した波,noiseを想定した波を重ねあわせたもの)および持続性心室頻拍(SVT)10例,正常(Normal)7例においてWigner分布を計算した.疑似波形に関しては1atepotentia1の検出,noise,artifactの影響について検...
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Published in | 心臓 Vol. 23; no. Supplement4; pp. 77 - 82 |
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Main Authors | , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益財団法人 日本心臓財団
20.12.1991
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ISSN | 0586-4488 2186-3016 |
DOI | 10.11281/shinzo1969.23.Supplement4_77 |
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Summary: | 目的:体表面平均加算化心電図の時間周波数解析(Wigner分布を用いて)にて疑似波形および臨床例で種々の窓(Haming窓(Hn),BlackmanHarris窓(BH),Rectangular窓(RT)),窓幅(30ms-180ms)を用い至適な窓種,窓幅の検討を行う.対象および方法:疑似波形(QRSを想定した基本波形,latepotentia1を想定した波,noiseを想定した波を重ねあわせたもの)および持続性心室頻拍(SVT)10例,正常(Normal)7例においてWigner分布を計算した.疑似波形に関しては1atepotentia1の検出,noise,artifactの影響について検討し,臨床例に関しては種々の指標を定義し検討した.結果ならびに結語:疑似波形による検討では周波数分解能に関して窓種はRT,H敷,BHの順に優れており,窓幅は長い方が優れていた.Artifactの影響はRT,Hn,BHの順に強く,窓幅は60ms以上では特に強く受ける傾向があった.以上より,疑似波形に関してBH,窓幅60msが妥当と考えられた.臨床例に関してもSVTの識別はBH,窓幅60msが優れていた. |
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ISSN: | 0586-4488 2186-3016 |
DOI: | 10.11281/shinzo1969.23.Supplement4_77 |