情報活用能力育成のためのカリキュラム開発とその検証 情報収集,判断・選択に重点をおいて

小学校高学年用の「情報活用能力育成」のための年間指導計画,4時間からなる指導案,教員用の指導例,児童用のテキストを作成した。小学校6年生100名を対象に,これらの指導案や教材を用いて授業を行い,授業の事前と事後に,インターネットの検索機能を用いて回答するテストを行った。事前テストの平均は35.30,事後テストの平均は48.40となり,13.10の上昇がみられた。この事前と事後のテストの得点を,4時間の授業を挟まずに,連続して行った小学5年生66名のテストの得点と比較・検討し,4時間の指導案に基づく授業の効果を検証した。指導案に基づく授業を挟まなくてもテストの得点には上昇がみられるが,今回開発し...

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Published inコンピュータ&エデュケーション Vol. 22; pp. 70 - 75
Main Authors 牧野, 豊, 生田, 茂, 島田, 文江, 大熊, 雅士, 長南, 良子, 福島, 健介, 松波, 紀幸, 宮本, 裕之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 CIEC 01.06.2007
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ISSN2186-2168
2188-6962
DOI10.14949/konpyutariyoukyouiku.22.70

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Summary:小学校高学年用の「情報活用能力育成」のための年間指導計画,4時間からなる指導案,教員用の指導例,児童用のテキストを作成した。小学校6年生100名を対象に,これらの指導案や教材を用いて授業を行い,授業の事前と事後に,インターネットの検索機能を用いて回答するテストを行った。事前テストの平均は35.30,事後テストの平均は48.40となり,13.10の上昇がみられた。この事前と事後のテストの得点を,4時間の授業を挟まずに,連続して行った小学5年生66名のテストの得点と比較・検討し,4時間の指導案に基づく授業の効果を検証した。指導案に基づく授業を挟まなくてもテストの得点には上昇がみられるが,今回開発した指導案に基づく授業を挟むことによって,より大きな得点の上昇が得られるとともに,より多くの児童に得点の上昇がみられた。
ISSN:2186-2168
2188-6962
DOI:10.14949/konpyutariyoukyouiku.22.70