看護教育を対象とした創造性教育の実践

本研究では,看護実践における創造的な態度を育成することを目的としたプロジェクト形式の授業をデザインし,半期にわたる実践を行った.学習者はグループを組み,患者の行動をサポートするための自助具の作成に取り組んだ.授業後における学習者の看護実践に関する態度の変化を調べた結果,(1)アンケート結果から,学習者が看護実践における「患者・家族に対する態度」「患者・状況に対する気づき」の重要性を認識したことが確認された,(2)SNYDER(1986)のセルフモニタリング尺度の分析結果から,学習者のグループ活動に関するセルフモニタリングスキルが向上していることが確認された....

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Published in日本教育工学会論文誌 Vol. 31; no. Suppl.; pp. 125 - 128
Main Authors 須賀, 京子, 内村, 祥子, 榊原, 千佐子, 百合, 純子, 大木, 裕子, 石井, 成郎, 水野, 正延, 岡嶋, 良枝
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本教育工学会 10.02.2008
Subjects
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ISSN1349-8290
2189-6453
DOI10.15077/jjet.KJ00004964364

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Summary:本研究では,看護実践における創造的な態度を育成することを目的としたプロジェクト形式の授業をデザインし,半期にわたる実践を行った.学習者はグループを組み,患者の行動をサポートするための自助具の作成に取り組んだ.授業後における学習者の看護実践に関する態度の変化を調べた結果,(1)アンケート結果から,学習者が看護実践における「患者・家族に対する態度」「患者・状況に対する気づき」の重要性を認識したことが確認された,(2)SNYDER(1986)のセルフモニタリング尺度の分析結果から,学習者のグループ活動に関するセルフモニタリングスキルが向上していることが確認された.
ISSN:1349-8290
2189-6453
DOI:10.15077/jjet.KJ00004964364