新しいCephamycin MT-141に関する毒性学的研究 (VI) ビーグル犬における慢性毒性

MT-141はCepharnycin系の新抗生物質であり, 広い抗菌スペクトラムを有し, 各種感染症への有効性が期待されている1~3)。 一方, 著者等は, MT-141の毒性を詳細に調べるために, マウス及びラットにおける急性毒性4), ラットにおける亜急性毒性5)及び慢性毒性6), 更にビーグル犬における急性毒性7)及び亜急性毒性9等について検討し, 毒性の低いことが判明し, MT-141の臨床での有用性が予測された。 従つて, 今回は更にビーグル犬でMT-141の慢性毒性を検討し, 二三の知見を得たので報告する。...

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Published inThe Japanese Journal of Antibiotics Vol. 37; no. 6; pp. 1137 - 1162
Main Authors 暮部, 勝, 横田, 正幸, 佐々木, 斉, 新里, 鉄太郎, 川音, 晴夫, 鈴木, 平治郎, 熊谷, 和信, 関, 道彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 日本感染症医薬品協会 25.06.1984
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Summary:MT-141はCepharnycin系の新抗生物質であり, 広い抗菌スペクトラムを有し, 各種感染症への有効性が期待されている1~3)。 一方, 著者等は, MT-141の毒性を詳細に調べるために, マウス及びラットにおける急性毒性4), ラットにおける亜急性毒性5)及び慢性毒性6), 更にビーグル犬における急性毒性7)及び亜急性毒性9等について検討し, 毒性の低いことが判明し, MT-141の臨床での有用性が予測された。 従つて, 今回は更にビーグル犬でMT-141の慢性毒性を検討し, 二三の知見を得たので報告する。
ISSN:0368-2781
2186-5477
DOI:10.11553/antibiotics1968b.37.1137