薬剤師による調剤薬鑑査時のエラー見逃し傾向:模擬実験に基づく一考察
薬剤師は調剤薬鑑査において、医師の処方の矛盾や調剤された薬品の誤りを検出し、薬品の品質確認も行う。鑑査時のエラーの見逃しは患者への誤薬リスクを高めるため、本研究では見逃しの傾向を模擬実験を通して明確にした。処方や調剤のエラーを含む架空の処方せん22枚と薬品66種類を、1〜2年目の薬剤師5名と20年目以上の熟練者3名に鑑査させた。実験後にインタビューを行い、エラーを検出、見逃した理由を明らかにした。...
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Published in | 人間工学 Vol. 61; no. Supplement; p. 3F05-01 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本人間工学会
21.05.2025
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ISSN | 0549-4974 1884-2844 |
DOI | 10.5100/jje.61.3F05-01 |
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Summary: | 薬剤師は調剤薬鑑査において、医師の処方の矛盾や調剤された薬品の誤りを検出し、薬品の品質確認も行う。鑑査時のエラーの見逃しは患者への誤薬リスクを高めるため、本研究では見逃しの傾向を模擬実験を通して明確にした。処方や調剤のエラーを含む架空の処方せん22枚と薬品66種類を、1〜2年目の薬剤師5名と20年目以上の熟練者3名に鑑査させた。実験後にインタビューを行い、エラーを検出、見逃した理由を明らかにした。 |
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ISSN: | 0549-4974 1884-2844 |
DOI: | 10.5100/jje.61.3F05-01 |