地域における病診連携に関する検討: 第2報 病院歯科の現状

今回我々は, 病診連携を推進する上で, 病院歯科の現状, 開業歯科医師及び病院歯科医師の意識及び実態を把握するためにアンケート調査を行った。その結果, 以下のことが判明した。 1: 医療圏毎の2次歯科医療機関 (病院歯科) の確保と適正配置が必要である。 2: 病院歯科の施設整備と人員の拡充が必要である。 3: 病院歯科の不採算性の解消が望まれる。 また、地域での良質かつ適正な歯科医療を供給するために, 医療圏において2次歯科医療機能を提供する病院歯科を整備拡充する必要がある。さらに, 2次歯科医療機関の機能と位置付けを明確化し, 1次歯科医療機関との連携を推進し, 包括的保健医療提供体制を確...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in有病者歯科医療 Vol. 7; no. 1; pp. 1 - 8
Main Authors 佐々木, 成高, 西田, 功, 角, 保徳
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本有病者歯科医療学会 23.04.1999
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0918-8150
1884-667X
DOI10.11255/jjmcp1992.7.1

Cover

More Information
Summary:今回我々は, 病診連携を推進する上で, 病院歯科の現状, 開業歯科医師及び病院歯科医師の意識及び実態を把握するためにアンケート調査を行った。その結果, 以下のことが判明した。 1: 医療圏毎の2次歯科医療機関 (病院歯科) の確保と適正配置が必要である。 2: 病院歯科の施設整備と人員の拡充が必要である。 3: 病院歯科の不採算性の解消が望まれる。 また、地域での良質かつ適正な歯科医療を供給するために, 医療圏において2次歯科医療機能を提供する病院歯科を整備拡充する必要がある。さらに, 2次歯科医療機関の機能と位置付けを明確化し, 1次歯科医療機関との連携を推進し, 包括的保健医療提供体制を確保することが必要である。
ISSN:0918-8150
1884-667X
DOI:10.11255/jjmcp1992.7.1