HMDを利用した感性工学システムの試作と感性評価への応用

感性工学は,人間の感性を数値化し,製品設計に取り入れることを目的とする分野である.近年,バーチャルリアリティ(VR)技術や3D表現技術の発展により,従来の評価方法ではとらえにくかった要素をより直感的に測定できる可能性が高まっている.本研究では,ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を活用した感性工学システムを試作し,評価対象を3Dモデルを用いて仮想空間内で再現し,ユーザがHMDを通して対象を認識できる環境を構築する.また,本システムを用いて,HMDから得られる情報を基に,ユーザの感性評価行動を分析し,その有効性を検証する....

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Published in人間工学 Vol. 61; no. Supplement; p. 2E05-02
Main Authors 井上 騎士, 毛利 孝佑, 松原 行宏, 岡本 勝
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本人間工学会 21.05.2025
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ISSN0549-4974
1884-2844
DOI10.5100/jje.61.2E05-02

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Summary:感性工学は,人間の感性を数値化し,製品設計に取り入れることを目的とする分野である.近年,バーチャルリアリティ(VR)技術や3D表現技術の発展により,従来の評価方法ではとらえにくかった要素をより直感的に測定できる可能性が高まっている.本研究では,ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を活用した感性工学システムを試作し,評価対象を3Dモデルを用いて仮想空間内で再現し,ユーザがHMDを通して対象を認識できる環境を構築する.また,本システムを用いて,HMDから得られる情報を基に,ユーザの感性評価行動を分析し,その有効性を検証する.
ISSN:0549-4974
1884-2844
DOI:10.5100/jje.61.2E05-02