下肢骨折外来患者のFalls Efficacy Scale-InternationalとBrief-Balance Evaluation Systems Testの臨床的に意義のある最小変化量の検討

〔目的〕下肢骨折患者のFalls Efficacy Scale-International(FES-I)とBrief-Balance Evaluation Systems Test(Brief-BESTest)の臨床的に意義のある最小変化量を明らかにすること.〔対象と方法〕外来患者30名を対象に,アンカーと分布に基づく方法で臨床的に意義のある最小変化量を求めた.〔結果〕FES-Iは分布に基づく方法で5.5点が算出された.Brief-BESTestはアンカーに基づく方法で2.5点が推定され,分布に基づく方法は2.0点が算出された.〔結語〕FES-Iは6点以上の改善が,Brief-BESTestは...

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Published in理学療法科学 Vol. 39; no. 3; pp. 112 - 118
Main Authors 塩浦, 宏祐, 臼田, 滋, 田村, 俊太郎, 横山, 大輝, 宮田, 一弘, 大谷, 知浩, 吉田, 亜耶, 安藤, 匠
Format Journal Article
LanguageEnglish
Published 理学療法科学学会 2024
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.39.112

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Summary:〔目的〕下肢骨折患者のFalls Efficacy Scale-International(FES-I)とBrief-Balance Evaluation Systems Test(Brief-BESTest)の臨床的に意義のある最小変化量を明らかにすること.〔対象と方法〕外来患者30名を対象に,アンカーと分布に基づく方法で臨床的に意義のある最小変化量を求めた.〔結果〕FES-Iは分布に基づく方法で5.5点が算出された.Brief-BESTestはアンカーに基づく方法で2.5点が推定され,分布に基づく方法は2.0点が算出された.〔結語〕FES-Iは6点以上の改善が,Brief-BESTestは3点以上の改善が良好な指標であることが示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.39.112