固形茶に関する試験(第1報) 輸出向固形茶の化学成分について

1954年から1955年にわたり,輸出茶に混合されたところの固形茶8点を蒐集し,その粒度および化学成分等を調査した。その結果を要約すると次のとおりである。 1.固形茶の粒度については,ピンヘッド型が8~16メッシュ,ガンパウダー型は6~14メッシュ,ソーミー型が10~24メッシュの粒度分布を宗していた。 2.化学成分については,固形茶は普通の製茶に比較して,タンニン含有量が著しく少く,粗灰分および灰分中の熱湯不溶灰分の割合が著しく多かつた。...

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Published in茶業研究報告 Vol. 1957; no. 9; pp. 32 - 34
Main Authors 久保田, 悦郎, 原, 利男
Format Journal Article
LanguageEnglish
Published 日本茶業学会 30.04.1957
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Summary:1954年から1955年にわたり,輸出茶に混合されたところの固形茶8点を蒐集し,その粒度および化学成分等を調査した。その結果を要約すると次のとおりである。 1.固形茶の粒度については,ピンヘッド型が8~16メッシュ,ガンパウダー型は6~14メッシュ,ソーミー型が10~24メッシュの粒度分布を宗していた。 2.化学成分については,固形茶は普通の製茶に比較して,タンニン含有量が著しく少く,粗灰分および灰分中の熱湯不溶灰分の割合が著しく多かつた。
ISSN:0366-6190
1883-941X
DOI:10.5979/cha.1957.32