13C呼気試験用新規非分散型赤外分析計 (HBP-100) の開発

13C呼気試験に用いる新規非分散型赤外分析計を開発した。非分散型検出器であるGolayセルを用いたことで, 恒温水や液体窒素による冷却が不要となり, 自動サンプリング方式の小型な分析計となった。また, 光学系および配管の工夫により, 必要サンプル量100mL, 8分間で1セット2サンプルの測定を可能とした。測定値の再現性はS.D.≦Δ0.8%。であり, IRMSの測定値に対する本機の測定値の直線性も良好であった。呼気の測定では, 呼気中CO2濃度が2.5%以上あればMSの測定値との相関は良好であった。...

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Published inRADIOISOTOPES Vol. 51; no. 6; pp. 237 - 243
Main Authors 山崎, 真雄, 高取, 和彦, 千代田, 健志, 梶原, 正宏, 石井, 敏浩
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本アイソトープ協会 15.06.2002
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ISSN0033-8303
1884-4111
DOI10.3769/radioisotopes.51.237

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Summary:13C呼気試験に用いる新規非分散型赤外分析計を開発した。非分散型検出器であるGolayセルを用いたことで, 恒温水や液体窒素による冷却が不要となり, 自動サンプリング方式の小型な分析計となった。また, 光学系および配管の工夫により, 必要サンプル量100mL, 8分間で1セット2サンプルの測定を可能とした。測定値の再現性はS.D.≦Δ0.8%。であり, IRMSの測定値に対する本機の測定値の直線性も良好であった。呼気の測定では, 呼気中CO2濃度が2.5%以上あればMSの測定値との相関は良好であった。
ISSN:0033-8303
1884-4111
DOI:10.3769/radioisotopes.51.237