外国籍住民が地域おこし協力隊隊員として働くのはなぜか 外国籍地域おこし隊員と雇用自治体の視点からの初歩的検討
ここ数年増加しつつある外国籍の地域おこし協力隊員を行政側は主にインバウンドを目的に雇う一方で、隊員は今後の自身のライフデザインを考える踊り場として活用していた。外国語能力を持つ日本籍職員が非常に少ない日本の行政側の構造的課題に対応するために外国籍隊員の雇用が進んでいるが、一部の自治体で見られる多文化共生のための雇用が増えると、「翻訳者」として行政や地域を変えていく可能性を外国籍隊員は有している。...
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Published in | 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 p. SC07 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本文化人類学会
2024
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Subjects | |
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Summary: | ここ数年増加しつつある外国籍の地域おこし協力隊員を行政側は主にインバウンドを目的に雇う一方で、隊員は今後の自身のライフデザインを考える踊り場として活用していた。外国語能力を持つ日本籍職員が非常に少ない日本の行政側の構造的課題に対応するために外国籍隊員の雇用が進んでいるが、一部の自治体で見られる多文化共生のための雇用が増えると、「翻訳者」として行政や地域を変えていく可能性を外国籍隊員は有している。 |
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ISSN: | 2189-7964 |
DOI: | 10.14890/jasca.2024.0_SC07 |