2023年の異常高温条件における玄米品質データから推定された稲高温登熟性の選抜基準

水稲の品種開発における高温登熟性の選抜基準を検討するために,異常高温年であった2023年に野外で栽培した水稲高温登熟性標準品種等の玄米を機器分析し,高温登熟性の階級と整粒歩合との関係を求めた.その結果,極早生・早生及び中生熟期では,整粒歩合70%,60%に相当する階級はいずれも階級7(“強”)と推定されたことから,今後,高温耐性品種の開発を進める上で,階級7(“強”)以上の系統を選抜する必要があると考えられた....

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Published in北陸作物学会報 Vol. 60; pp. 31 - 34
Main Authors 福原 楓, 東 聡志, 橋本 憲明, 金井 政人, 石橋 俊明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 北陸作物・育種学会 31.03.2025
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ISSN0388-8061
2189-7417
DOI10.19016/hokurikucs.60.0_31

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Summary:水稲の品種開発における高温登熟性の選抜基準を検討するために,異常高温年であった2023年に野外で栽培した水稲高温登熟性標準品種等の玄米を機器分析し,高温登熟性の階級と整粒歩合との関係を求めた.その結果,極早生・早生及び中生熟期では,整粒歩合70%,60%に相当する階級はいずれも階級7(“強”)と推定されたことから,今後,高温耐性品種の開発を進める上で,階級7(“強”)以上の系統を選抜する必要があると考えられた.
ISSN:0388-8061
2189-7417
DOI:10.19016/hokurikucs.60.0_31