オートアナライザーによるカリウムイオンおよびナトリウムイオンの定量 海塩試料の自動分析に関する研究 (第2報)

前報に引き続き, テクニコン社製オートアナライザーを用いて, リチウム内部標準炎光光度法による海水, かん水, 缶内液, にがりおよび生産塩のカリウム, ナトリウムイオンの自動分析について検討した.それぞれのイオンについて0~100mg/lの検量範囲のフローダイヤグラムのための内部標準濃度,(LiNO3100mg/l), 干渉フィルター (K+およびNa+0.60, LiNO3 0.15) などの条件を決定した. 検量線はいずれも直線性を示した. この方法の分析精度は公定法にくらべてよく, 変動係数は両イオンとも0.6%以下である. 測定速度は試料の希釈, 調製を除きいずれも毎時40~70点で...

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Published in日本海水学会誌 Vol. 33; no. 2; pp. 116 - 119
Main Authors 加納, 隆弘, 杉田, 静雄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本海水学会 1979
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Summary:前報に引き続き, テクニコン社製オートアナライザーを用いて, リチウム内部標準炎光光度法による海水, かん水, 缶内液, にがりおよび生産塩のカリウム, ナトリウムイオンの自動分析について検討した.それぞれのイオンについて0~100mg/lの検量範囲のフローダイヤグラムのための内部標準濃度,(LiNO3100mg/l), 干渉フィルター (K+およびNa+0.60, LiNO3 0.15) などの条件を決定した. 検量線はいずれも直線性を示した. この方法の分析精度は公定法にくらべてよく, 変動係数は両イオンとも0.6%以下である. 測定速度は試料の希釈, 調製を除きいずれも毎時40~70点である.
ISSN:0369-4550
2185-9213
DOI:10.11457/swsj1965.33.116