日本病理剖検輯報を検索対象とした内臓真菌症の疫学研究 その苦労ばなし

筆者らは久米を筆頭として,病理剖検輯報を用いて内臓真菌症の疫学検討を定期的に行っている.一貫して一定のルールを用いて検索を行っている.病名は当初からコード化し,疾患概念が変化した病名についても,一貫して同じ病名としている.現在の問題点は,日本全国の剖検数の減少である.また,その中で,筆者らの疫学報告が十分な精度,有用度を保てるか今後の課題である.  また,今回の発表にあたって,久米からの真菌症研究当初の苦労話,思い出話も紹介する....

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Bibliographic Details
Published in日本医真菌学会雑誌 Vol. 66; no. 3; pp. 79 - 82
Main Authors 久米 光, 鈴木 裕子, 渡邉 哲
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本医真菌学会 31.07.2025
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ISSN2434-5229
2434-5237
DOI10.11534/ishinkin.25.006

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Summary:筆者らは久米を筆頭として,病理剖検輯報を用いて内臓真菌症の疫学検討を定期的に行っている.一貫して一定のルールを用いて検索を行っている.病名は当初からコード化し,疾患概念が変化した病名についても,一貫して同じ病名としている.現在の問題点は,日本全国の剖検数の減少である.また,その中で,筆者らの疫学報告が十分な精度,有用度を保てるか今後の課題である.  また,今回の発表にあたって,久米からの真菌症研究当初の苦労話,思い出話も紹介する.
ISSN:2434-5229
2434-5237
DOI:10.11534/ishinkin.25.006