インターネットを活用した市町村都市マスタープランの公開に関する研究

本研究では、市町村都市計画マスタープランの場合について、情報公開に関するインターネットの利用実態についてマスタープランの内容を公開しているホームページ(以降MPHPと記す)の全国的な現状を明らかにする。自治体HP、MPHPの所有率は年々増加しているが、人口規模などの社会的な要因に大きく影響している。また、MPHPの内容においても掲載内容や程度、障害者などに対する配慮に差が見られた。そこで、MPHPに用いられているリンクを6タイプに分類し、これらの組み合わせによりMPHPを11タイプに分類した。そして、類型を考慮した実験用ホームページを作り、その操作性や情報検索等に関する分析を行っている。その結...

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Published in都市計画論文集 p. 138
Main Authors 川上, 光彦, 高木, 一典
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本都市計画学会 2003
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ISSN1348-284X
1348-284X
DOI10.11361/cpij1.38.0.138.0

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Summary:本研究では、市町村都市計画マスタープランの場合について、情報公開に関するインターネットの利用実態についてマスタープランの内容を公開しているホームページ(以降MPHPと記す)の全国的な現状を明らかにする。自治体HP、MPHPの所有率は年々増加しているが、人口規模などの社会的な要因に大きく影響している。また、MPHPの内容においても掲載内容や程度、障害者などに対する配慮に差が見られた。そこで、MPHPに用いられているリンクを6タイプに分類し、これらの組み合わせによりMPHPを11タイプに分類した。そして、類型を考慮した実験用ホームページを作り、その操作性や情報検索等に関する分析を行っている。その結果、全てのタイプにおいて閲覧者が必要とする情報に関しては高い閲覧率を示していた。また、同階層をつなぐリンクの追加は推定閲覧時間の短縮、操作性の向上、情報検索性の向上といった効果が見られ、特に深度が深いものほどその効果が大きくなる。
Bibliography:138
ISSN:1348-284X
1348-284X
DOI:10.11361/cpij1.38.0.138.0