パーキンソン病

「要旨」パーキンソン病の運動症状の代表的なものの1つである嚥下障害は, 患者のQOL面でも, 内服治療の安定性の点でも重要な問題といえ, その対応は予後を大きく作用する. また, 嚥下障害の診療に携わる者にとって, パーキンソン病はcommon diseaseと考えられ, その病態の理解は必要な知識と考える. 本稿では近年のパーキンソン病の疾患概念の変化, 嚥下障害を含めた運動症状, 運動症状の治療成績の向上に伴い, 注目されるようになっている非運動症状について概説する....

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Published inディサースリア臨床研究 Vol. 9; no. 1; pp. 41 - 45
Main Author 榎本博之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本ディサースリア臨床研究会 10.12.2019
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ISSN2186-7186

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Summary:「要旨」パーキンソン病の運動症状の代表的なものの1つである嚥下障害は, 患者のQOL面でも, 内服治療の安定性の点でも重要な問題といえ, その対応は予後を大きく作用する. また, 嚥下障害の診療に携わる者にとって, パーキンソン病はcommon diseaseと考えられ, その病態の理解は必要な知識と考える. 本稿では近年のパーキンソン病の疾患概念の変化, 嚥下障害を含めた運動症状, 運動症状の治療成績の向上に伴い, 注目されるようになっている非運動症状について概説する.
ISSN:2186-7186