レジスタンストレーニングの基礎理論

「要旨」レジスタンストレーニングは, 骨格筋機能の維持・向上に不可欠である. 安全かつ効果的なトレーニング処方には, まず筋力発揮の構成要素である骨格筋の構造的・神経的要因について理解する必要がある. また, 筋力増強や筋肥大のためのトレーニング原則や原理が存在するため, これらの理解を深めることでトレーニング効果を最大限に引き出すことが可能となる. 定量的な筋力・筋量測定法を活用し, トレーニング効果をモニタリングすることで対象者の状態把握やトレーニングプロトコルの変更に有効である. 高齢者に対するトレーニングでは, 低負荷高頻度による運動処方が推奨され, 栄養療法との併用に高い効果が期待で...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inディサースリア臨床研究 Vol. 10; no. 1; pp. 32 - 39
Main Authors 谷口匡史, 市橋則明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本ディサースリア臨床研究会 01.12.2020
Online AccessGet full text
ISSN2186-7186

Cover

More Information
Summary:「要旨」レジスタンストレーニングは, 骨格筋機能の維持・向上に不可欠である. 安全かつ効果的なトレーニング処方には, まず筋力発揮の構成要素である骨格筋の構造的・神経的要因について理解する必要がある. また, 筋力増強や筋肥大のためのトレーニング原則や原理が存在するため, これらの理解を深めることでトレーニング効果を最大限に引き出すことが可能となる. 定量的な筋力・筋量測定法を活用し, トレーニング効果をモニタリングすることで対象者の状態把握やトレーニングプロトコルの変更に有効である. 高齢者に対するトレーニングでは, 低負荷高頻度による運動処方が推奨され, 栄養療法との併用に高い効果が期待できる.
ISSN:2186-7186