市民ボランティアをジョブサポーターとして活用した仕組みと地域づくり - 那覇市独自のジョブサポーター事業の実践

「1. 「ジョブサポ事業」の成り立ち」2006年10月, 障害者自立支援法(以下, 自立支援法という)が施行され, 一般企業で障がい者雇用を推進することを目的とした就労支援サービスが始まった. この自立支援法のきっかけで一般社団法人那覇市身体障害者福祉協会(以下, 身協という)の一部門として2007年11月から障害者就労支援センターさわやか(以下, さわやかという)が開設された. この時, 那覇市と身協は, 障がい者の急速な一般企業雇用の推進はいずれ, 就職者数に伴い就職の定着支援の必要性と離職増加が課題となるのではないかと予測していた. この考えから那覇市が身協へ委託し, さわやかのもう一つ...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in職業リハビリテーション Vol. 38; no. 2; pp. 62 - 65
Main Authors 新里学, 赤嶺徳郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本職業リハビリテーション学会 30.03.2025
Online AccessGet full text
ISSN0915-0870

Cover

More Information
Summary:「1. 「ジョブサポ事業」の成り立ち」2006年10月, 障害者自立支援法(以下, 自立支援法という)が施行され, 一般企業で障がい者雇用を推進することを目的とした就労支援サービスが始まった. この自立支援法のきっかけで一般社団法人那覇市身体障害者福祉協会(以下, 身協という)の一部門として2007年11月から障害者就労支援センターさわやか(以下, さわやかという)が開設された. この時, 那覇市と身協は, 障がい者の急速な一般企業雇用の推進はいずれ, 就職者数に伴い就職の定着支援の必要性と離職増加が課題となるのではないかと予測していた. この考えから那覇市が身協へ委託し, さわやかのもう一つの事業としてスタートしたのが, 本稿でテーマとする那覇市障がい者ジョブサポーター派遣等事業(以下, ジョブサポ事業という)である.
ISSN:0915-0870