スポーツ外傷・障害および疾病調査に関する提言書 : 日本臨床スポーツ医学会・日本アスレティックトレーニング学会共同声明

〔要旨〕一般社団法人日本臨床スポーツ医学会および一般社団法人日本アスレティックトレーニング学会は, スポーツ外傷・障害調査の標準化に向けた有識者によるワーキンググループ(WG)を2020年12月に立ち上げ, 本邦のスポーツ現場の実態に即した調査の実施方法について検討した. WGではスポーツ外傷・障害および疾病調査が国内の大学スポーツ現場において前向きに実施されることを想定し, 基本項目についてノミナル・グループテクニックおよびデルファイ法を用いて検討した. その結果, 記録者の属性, 調査対象の定義, 記録項目, 疫学データの表現方法, 収集されたデータの取り扱いに関する留意事項などに関する全...

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Published in日本臨床スポーツ医学会誌 Vol. 30; no. 2; pp. 317 - 331
Main Authors 砂川憲彦, 真鍋知宏, 半谷美夏, 細川由梨, 奥脇透, 広瀬統一, 中山晴雄, 武冨修治, 笠原政志, 眞下苑子, 増島篤
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床スポーツ医学会 30.04.2022
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ISSN1346-4159

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Summary:〔要旨〕一般社団法人日本臨床スポーツ医学会および一般社団法人日本アスレティックトレーニング学会は, スポーツ外傷・障害調査の標準化に向けた有識者によるワーキンググループ(WG)を2020年12月に立ち上げ, 本邦のスポーツ現場の実態に即した調査の実施方法について検討した. WGではスポーツ外傷・障害および疾病調査が国内の大学スポーツ現場において前向きに実施されることを想定し, 基本項目についてノミナル・グループテクニックおよびデルファイ法を用いて検討した. その結果, 記録者の属性, 調査対象の定義, 記録項目, 疫学データの表現方法, 収集されたデータの取り扱いに関する留意事項などに関する全8つの推奨文をまとめた.
ISSN:1346-4159