パラリンピックを目指すパラ・パワーリフティング選手への健康面からみた聞き取り調査

「要旨」 : 【目的】パラ・パワーリフティング選手がパラリンピックを目指す中で必要な健康管理や健康支援について明らかにし, 看護職の役割について検討することである. 【方法】パラ・パワーリフティング選手14名に対し, 2022年5月~2023年7月にかけて調査を実施した. 【結果】パラ・パワーリフティングを続けられる理由として, 他者の協力があるから (7名) , 健康を自己で管理しているから (4名) と回答した (複数回答) . 前後の身体の変化について体力がついたと10名が回答し, 「日常生活動作 (ADL) が向上した」と回答した者がいた. 【考察】対象者は健康を自己管理していたが医療...

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Published in日本ヒューマンケア・ネットワーク学会誌 Vol. 22; no. 1; pp. 96 - 103
Main Author 堤梨恵
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本ヒューマンケア・ネットワーク学会 01.11.2024
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ISSN2434-3374

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Summary:「要旨」 : 【目的】パラ・パワーリフティング選手がパラリンピックを目指す中で必要な健康管理や健康支援について明らかにし, 看護職の役割について検討することである. 【方法】パラ・パワーリフティング選手14名に対し, 2022年5月~2023年7月にかけて調査を実施した. 【結果】パラ・パワーリフティングを続けられる理由として, 他者の協力があるから (7名) , 健康を自己で管理しているから (4名) と回答した (複数回答) . 前後の身体の変化について体力がついたと10名が回答し, 「日常生活動作 (ADL) が向上した」と回答した者がいた. 【考察】対象者は健康を自己管理していたが医療職 (特に看護職) の関わりはなかった. しかし, パラスポーツを継続するにあたり, パラスポーツ実践者は様々な悩みや不安を抱えており, これらに看護職を含めた専門職がどのように関わっていくか今後も考える必要がある.
ISSN:2434-3374