院内DOTSガイドライン (改訂第2版)
「I. 緒言 (ガイドライン作成の経緯と目的)」平成16年10月に院内DOTSガイドライン初版が保健・看護委員会によって作成された. 以来, このガイドラインは全国医療施設での院内DOTS実施に一定の役割を果たしてきた. その後, 結核診療をめぐる医療環境は, 平成19年4月から実施された感染症法で「薬剤の確実な服用のための指導や指示が保健所長と医師の責務」と明記され, 平成21年2月の新結核医療基準見直しのなかで, 「医療機関と保健所の連携の下に策定された服薬支援計画に基づく患者指導および質の高いDOTSの実施」の推奨, さらに, 平成23年10月に「結核患者に対するDOTS (直接服薬確認...
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Published in | 結核 Vol. 90; no. 5; pp. 523 - 526 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本結核病学会
15.05.2015
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ISSN | 0022-9776 |
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Summary: | 「I. 緒言 (ガイドライン作成の経緯と目的)」平成16年10月に院内DOTSガイドライン初版が保健・看護委員会によって作成された. 以来, このガイドラインは全国医療施設での院内DOTS実施に一定の役割を果たしてきた. その後, 結核診療をめぐる医療環境は, 平成19年4月から実施された感染症法で「薬剤の確実な服用のための指導や指示が保健所長と医師の責務」と明記され, 平成21年2月の新結核医療基準見直しのなかで, 「医療機関と保健所の連携の下に策定された服薬支援計画に基づく患者指導および質の高いDOTSの実施」の推奨, さらに, 平成23年10月に「結核患者に対するDOTS (直接服薬確認療法) の推進について」の一部改正通知など, 国の積極的なDOTS推進施策の姿勢が打ち出された. |
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ISSN: | 0022-9776 |