きゅうおきキャラバンによる社会課題解決に向けた取組2 機能性表示食品の活用

農林水産物の輸出促進研究開発プラットフォーム@九州・沖縄1)にはコーディネートユニットが設置されており,同プラットフォームに連名する大学より産学連携コーディネータやURA等の研究支援人材が参画し,企画や運営を担っている.同コーディネータユニットでは農産物の輸出促進に寄与する情報提供やマッチングの場のテーマとして,現在,国内でも市場が拡大している「機能性表示食品」を設定することとし,2023年度中に2回のキャラバンを開催した.2回のキャラバンは識者による講演と参加者とのディスカッションの構成とし,参加した企業等からは機能性を持った食品の今後の輸出促進に期待を持つ意見が聞かれる一方で,食品の機能性...

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Published in産学連携学 Vol. 20; no. 2; pp. 2_16 - 2_20
Main Authors 田代, 耕士, 房, 賢貞, 大野, 富生, 本田, 一郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 産学連携学会 30.06.2024
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ISSN1349-6913
1881-8706
DOI10.11305/jjsip.20.2_16

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Summary:農林水産物の輸出促進研究開発プラットフォーム@九州・沖縄1)にはコーディネートユニットが設置されており,同プラットフォームに連名する大学より産学連携コーディネータやURA等の研究支援人材が参画し,企画や運営を担っている.同コーディネータユニットでは農産物の輸出促進に寄与する情報提供やマッチングの場のテーマとして,現在,国内でも市場が拡大している「機能性表示食品」を設定することとし,2023年度中に2回のキャラバンを開催した.2回のキャラバンは識者による講演と参加者とのディスカッションの構成とし,参加した企業等からは機能性を持った食品の今後の輸出促進に期待を持つ意見が聞かれる一方で,食品の機能性に係る科学的なエビデンスを適切に確保すること,または各国で異なる機能性表示に係る法規制の問題への対応への難しさに係る意見等が多く聞かれた.
ISSN:1349-6913
1881-8706
DOI:10.11305/jjsip.20.2_16