0・1・2歳児の主体的な遊びの変容と親の関わり 子育て支援ルームにおける親子の遊びのエピソード分析から

本研究の目的は,0・1・2歳児の主体的な遊びの変容と,親の関わりを明らかにすることである。155のエピソードを,KH Coderによって分析した結果,年齢による人や物への興味の移り変わりや身体の動きの獲得により主体的な遊びが変化することが明らかになった。また,共起ネットワークにより,母親の子どもの遊びへの関わりが可視化できた。親の関わりは,子どもが自分のしたい遊びに没頭する様子を見ることで変化する。この結果は,乳幼児と親にとってふさわしい子育て支援ルームのあり方を提案している。...

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Published in保育学研究 Vol. 56; no. 3; pp. 161 - 173
Main Authors 名須川, 知子, 礒野, 久美子, 高畑, 芳美
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本保育学会 2018
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ISSN1340-9808
2424-1679
DOI10.20617/reccej.56.3_161

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Summary:本研究の目的は,0・1・2歳児の主体的な遊びの変容と,親の関わりを明らかにすることである。155のエピソードを,KH Coderによって分析した結果,年齢による人や物への興味の移り変わりや身体の動きの獲得により主体的な遊びが変化することが明らかになった。また,共起ネットワークにより,母親の子どもの遊びへの関わりが可視化できた。親の関わりは,子どもが自分のしたい遊びに没頭する様子を見ることで変化する。この結果は,乳幼児と親にとってふさわしい子育て支援ルームのあり方を提案している。
ISSN:1340-9808
2424-1679
DOI:10.20617/reccej.56.3_161