ロータリ耕うんの動的現象の解析研究(第3報) ロータリ耕うん機の均平性能の予測と評価

前報(Hirasawa et al., 2014)までに,ロータリ耕うんの土の投てき現象と所要動力を予測できるロータリ耕うんモデルを個別要素法で構築した。本報では,このモデルを用いて,2種類のロータリ耕うん機の耕うん後の土壌の堆積形状を予測した。実測結果との比較から,耕うん後の土壌の堆積形状を本モデルで予測できる可能性が示された。加えて,本モデルは土壌の堆積高さの二乗平均平方根に対する機械設計パラメータ(耕うん幅,耕うん爪配列,耕うん爪形状)の影響を予測できることが分かった。堆積高さの二乗平均平方根の予測値と実測値の決定係数は0.799であった。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in農業食料工学会誌 Vol. 76; no. 6; pp. 517 - 523
Main Authors 片岡, 崇, 久保, 孝之, 平澤, 一暁
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 農業食料工学会 01.11.2014
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN2188-224X
2189-0765
DOI10.11357/jsamfe.76.6_517

Cover

More Information
Summary:前報(Hirasawa et al., 2014)までに,ロータリ耕うんの土の投てき現象と所要動力を予測できるロータリ耕うんモデルを個別要素法で構築した。本報では,このモデルを用いて,2種類のロータリ耕うん機の耕うん後の土壌の堆積形状を予測した。実測結果との比較から,耕うん後の土壌の堆積形状を本モデルで予測できる可能性が示された。加えて,本モデルは土壌の堆積高さの二乗平均平方根に対する機械設計パラメータ(耕うん幅,耕うん爪配列,耕うん爪形状)の影響を予測できることが分かった。堆積高さの二乗平均平方根の予測値と実測値の決定係数は0.799であった。
ISSN:2188-224X
2189-0765
DOI:10.11357/jsamfe.76.6_517