NavigationによるTKA (CR vs PS) のkinematics解析

「はじめに」一般的に人工膝関節置換術(TKA)は安定した良好な成績が緒家により報告されているが, 近年ではインプラントの正確な設置ひいては長期成績, 耐用年数の向上と良好な機能, 深屈曲角の獲得を目的に各種コンピューター手術支援(CAOS)機器の開発と動態(kinematics)解析が試まれている. 理想とする人工関節のkinematicsが解析され, しかも手術時にそのkinematicsがCAOS機器により検証, 再現することが可能となれば, 術後の良好な成績が予測可能になるものとして期待される. 今回, 我々は機能軸設定以外に術中kinematics機能を有するnavigation sy...

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Published in日本関節病学会誌 Vol. 27; no. 1; pp. 67 - 72
Main Authors 三上浩, 三好英昭, 大歯浩一, 住友淳一郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本関節病学会 2008
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Summary:「はじめに」一般的に人工膝関節置換術(TKA)は安定した良好な成績が緒家により報告されているが, 近年ではインプラントの正確な設置ひいては長期成績, 耐用年数の向上と良好な機能, 深屈曲角の獲得を目的に各種コンピューター手術支援(CAOS)機器の開発と動態(kinematics)解析が試まれている. 理想とする人工関節のkinematicsが解析され, しかも手術時にそのkinematicsがCAOS機器により検証, 再現することが可能となれば, 術後の良好な成績が予測可能になるものとして期待される. 今回, 我々は機能軸設定以外に術中kinematics機能を有するnavigation systemを用いてTKAのcruciate retaining(CR)型とposterior stabilized(PS)型を比較し, navigationによるkinematics解析の可能性を検討したので報告する.
ISSN:1883-2873