Anterior TVM+TOT手術後の全骨盤臓器脱に対し腟式子宮全摘術と全腟閉鎖術を施行した一症例
本邦では経腟メッシュ手術(tension-free vaginal mesh: TVM)は合併症が少なく成績も良好とされ現在も多くの施設で行われている。本邦でのTVMは再発率が低いと報告されているが、少数ながら発生している。今回我々は前腟壁下垂に対するanterior TVM +Trans-Obturator Tape(TOT)手術12年後に完全子宮脱と著明な後腟壁下垂(小腸瘤、直腸瘤)を再発し、留置したメッシュの影響を受けることなく腟式子宮全摘術と全腟閉鎖術を遂行できた1症例を経験したので報告する。...
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Published in | 日本女性骨盤底医学会誌 Vol. 21; no. 1; pp. 49 - 53 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本女性骨盤底医学会
19.03.2025
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Subjects | |
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ISSN | 2187-5669 2434-8996 |
DOI | 10.32310/jfpfm.21.1_49 |
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Summary: | 本邦では経腟メッシュ手術(tension-free vaginal mesh: TVM)は合併症が少なく成績も良好とされ現在も多くの施設で行われている。本邦でのTVMは再発率が低いと報告されているが、少数ながら発生している。今回我々は前腟壁下垂に対するanterior TVM +Trans-Obturator Tape(TOT)手術12年後に完全子宮脱と著明な後腟壁下垂(小腸瘤、直腸瘤)を再発し、留置したメッシュの影響を受けることなく腟式子宮全摘術と全腟閉鎖術を遂行できた1症例を経験したので報告する。 |
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ISSN: | 2187-5669 2434-8996 |
DOI: | 10.32310/jfpfm.21.1_49 |