ディスク式中耕培土機の開発と基礎試験(第3報) 耕深と培土量の調節に関する試験

開発したディスク式中耕培土機を供試し,2箇所の大豆栽培ほ場において耕深調節用定規輪の取付け位置に関する試験を,1箇所の裸地ほ場と3箇所の大豆栽培ほ場において前・後列ディスクのディスク角と後列ディスクの取付け間隔に関する試験を行った。その結果,(1)定規輪を機体前方に取付けた場合と中耕ユニットの後方に取付けた場合で培土性能に大きな差はないこと,(2)作物条間が広くなるにつれ前列ディスクのディスク角を大きくすること,作物条間によらず後列ディスクの取付け間隔を40~45cmに保つこと,作業速度が0.5m/s程度高まるに従い後列ディスクのディスク角を7.5゜小さくすることにより適正な培土性能を確保でき...

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Published in農業機械学会誌 Vol. 74; no. 1; pp. 72 - 78
Main Authors 後藤, 隆志, 手島, 司, 藤井, 幸人, 大西, 正洋, 遠藤, 準, 越智, 健市, 鋤柄, 忠良
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 農業食料工学会 01.01.2012
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Summary:開発したディスク式中耕培土機を供試し,2箇所の大豆栽培ほ場において耕深調節用定規輪の取付け位置に関する試験を,1箇所の裸地ほ場と3箇所の大豆栽培ほ場において前・後列ディスクのディスク角と後列ディスクの取付け間隔に関する試験を行った。その結果,(1)定規輪を機体前方に取付けた場合と中耕ユニットの後方に取付けた場合で培土性能に大きな差はないこと,(2)作物条間が広くなるにつれ前列ディスクのディスク角を大きくすること,作物条間によらず後列ディスクの取付け間隔を40~45cmに保つこと,作業速度が0.5m/s程度高まるに従い後列ディスクのディスク角を7.5゜小さくすることにより適正な培土性能を確保できることが明らかとなった。
ISSN:0285-2543
1884-6025
DOI:10.11357/jsam.74.72