ハロゲン化t-ブチルフェノール類のクロコウジカビに対する抗かび作用 化学構造と抗かび性に関する研究 (第1報)

クロコウジカビに対するハロゲン化t-ブチルフェノール類の抗かび性とその化学構造との関連性を検討した. なお, 抗かび性は初期効力とその持続性で評価し, 比較化合物には4-クロロ-m-クレゾール (1) を用いた. その結果, ハロゲン化t-ブチルフェノールの抗かび性と, その化学構造に興味ある関連性が認められた. また, 3-t-ブチル-4-ブロモフェノール (14) の抗かび作用は効力, 持続性とも1よりも優れることが分かった....

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Published in食品衛生学雑誌 Vol. 31; no. 4; pp. 323 - 327_1
Main Authors 深田, 剛毅, 三好, 文明, 津田, 洋子, 岩田, 晋治, 都築, 廣久, 田代, 昌士
Format Journal Article
LanguageEnglish
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 05.08.1990
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Summary:クロコウジカビに対するハロゲン化t-ブチルフェノール類の抗かび性とその化学構造との関連性を検討した. なお, 抗かび性は初期効力とその持続性で評価し, 比較化合物には4-クロロ-m-クレゾール (1) を用いた. その結果, ハロゲン化t-ブチルフェノールの抗かび性と, その化学構造に興味ある関連性が認められた. また, 3-t-ブチル-4-ブロモフェノール (14) の抗かび作用は効力, 持続性とも1よりも優れることが分かった.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.31.323