歯科補綴学教育に関するFacultydevelopmentにつ ICP教育者ワークショップを踏まえて

The First International Clinical Prosthodontics Educators Workshop が, 2006年10月30から11月1日までの3日間, ドイツのカールスルーエにある卒後研修施設the Institute for Advanced Dental Studiesにおいて開催された. 本稿は主にその内容を紹介することを目的とする. ワークショップ参加者は22ヵ国からの36名で, チューターは, ICP関係者15名であった. ワークショップの方法は, まず事前にメールにて2つのシナリオ, 36の参考文献リストおよび症例の概要を示すパワーポイントのデ...

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Published in日本補綴歯科学会雑誌 Vol. 51; no. 3; pp. 541 - 545
Main Author 櫻井, 薫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社団法人 日本補綴歯科学会 10.07.2007
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ISSN0389-5386
1883-177X
DOI10.2186/jjps.51.541

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Summary:The First International Clinical Prosthodontics Educators Workshop が, 2006年10月30から11月1日までの3日間, ドイツのカールスルーエにある卒後研修施設the Institute for Advanced Dental Studiesにおいて開催された. 本稿は主にその内容を紹介することを目的とする. ワークショップ参加者は22ヵ国からの36名で, チューターは, ICP関係者15名であった. ワークショップの方法は, まず事前にメールにて2つのシナリオ, 36の参考文献リストおよび症例の概要を示すパワーポイントのデータが送付された.そしてワークショップ初日は第1症例に関する講義とスモール・グループ・ディスカッション, 2日目は第2症例に関する講義とスモール・グループ・ディスカッション, そして3日目は講義とワークショップのまとめが行われた. 本学会も今後の歯科補綴学の発展をめざして, 教育者の能力開発を狙ったワークショップを開く必要があると考える. 単なる大人数を集めた一方的で古典的なセミナーを開催するのではなく, やはり教育効果のあるスモール・グループ・ディスカッション形式をとった受講者参加型のワークショップを学会として開催するべきであろう.
ISSN:0389-5386
1883-177X
DOI:10.2186/jjps.51.541