ターゲティングを用いたMRI造影剤

MRI造影剤,特に対象部位のみを選択的に画像化できる造影剤に,ターゲティング研究の成果が積極的に用いられはじめている.この状況は,DDSと分子イメージングが融合する領域で,今後の大きな発展が期待される.本総説は,DDS側からみてこの融合領域にどのようにアプローチしうるかについて,筆者らの研究例を盛り込んで解説した.具体的には,選択的MRI造影剤の概念,薬物と造影剤の場合のターゲティングの相違点,造影剤で選択性を得る方法,高分子ミセルキャリアを用いた造影剤の研究例である....

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Bibliographic Details
Published inDrug Delivery System Vol. 23; no. 1; pp. 33 - 39
Main Authors 横山, 昌幸, 白石, 貢一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本DDS学会 01.01.2008
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ISSN0913-5006
1881-2732
DOI10.2745/dds.23.33

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Summary:MRI造影剤,特に対象部位のみを選択的に画像化できる造影剤に,ターゲティング研究の成果が積極的に用いられはじめている.この状況は,DDSと分子イメージングが融合する領域で,今後の大きな発展が期待される.本総説は,DDS側からみてこの融合領域にどのようにアプローチしうるかについて,筆者らの研究例を盛り込んで解説した.具体的には,選択的MRI造影剤の概念,薬物と造影剤の場合のターゲティングの相違点,造影剤で選択性を得る方法,高分子ミセルキャリアを用いた造影剤の研究例である.
ISSN:0913-5006
1881-2732
DOI:10.2745/dds.23.33