病いとともに生きる人々の暮らしと命を支える看護実践の倫理

病いとともに生きる人は、自らの病いの体験を解釈し、意味づけながら生活を営んでいる。病いとともに生きる体験は、個々の置かれている社会的・経済的状況や有するソーシャルサポートから影響を受けており、現状や病気の原因、予後、必要な療養行動などについての独自の捉えや自らの行動に結びついている。看護者として、病いとともに生きる人々の置かれている社会的・経済的状況を捉え、独自の病いとともに生きる体験を理解し、臨床判断と倫理判断を折りなしながら、個々の暮らしと命を支えていくことが求められる。 本シンポジウムでは、さまざまな身体的・精神的・社会的・経済的状況にある病いとともに生きる人々の暮らしと命を支える看護実...

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Published in日本看護倫理学会誌 Vol. 12; no. 1; pp. 92 - 95
Main Authors 添田 百合子, 池添 志乃
Format Journal Article
Published 日本看護倫理学会 20.03.2020
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ISSN1883-244X
2434-7361
DOI10.11477/mf.7001200110

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Summary:病いとともに生きる人は、自らの病いの体験を解釈し、意味づけながら生活を営んでいる。病いとともに生きる体験は、個々の置かれている社会的・経済的状況や有するソーシャルサポートから影響を受けており、現状や病気の原因、予後、必要な療養行動などについての独自の捉えや自らの行動に結びついている。看護者として、病いとともに生きる人々の置かれている社会的・経済的状況を捉え、独自の病いとともに生きる体験を理解し、臨床判断と倫理判断を折りなしながら、個々の暮らしと命を支えていくことが求められる。 本シンポジウムでは、さまざまな身体的・精神的・社会的・経済的状況にある病いとともに生きる人々の暮らしと命を支える看護実践の倫理とは何かについて多角的な視点から考えることをねらいとして企画した。 4名のシンポジストの方々に、それぞれの立場からご発表いただいた。
Bibliography:日本看護倫理学会第12回年次大会 シンポジウム
ISSN:1883-244X
2434-7361
DOI:10.11477/mf.7001200110