回復期リハビリテーション病棟看護師の多職種連携実践力に影響する要因

要旨 目的:回復期リハビリテーション病棟(以下,リハ病棟)に勤務する看護師の多職種連携実践力に影響する要因を明らかにすることである. 方法:リハ病棟看護師245名に,インタープロフェッショナルワーク実践能力評価尺度(CICS29)を用いて質問紙調査を実施した.単変量解析で有意差がみられた変数を独立変数とした二項ロジスティック回帰分析を行った. 結果:CICS29に影響する要因は,「連携に関する現任教育の受講(Exp = 10.591)」,「療法士がチームリーダー(Exp = 19.455)」,「コミュニケーション能力(Exp = 1.157)」,「バックアップ能力(Exp = 1.180)」で...

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Published in日本看護科学会誌 Vol. 39; no. 1; pp. 157 - 164
Main Authors 吉江 由加里, 横山 孝枝, 加藤 真由美
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本看護科学学会 2019
公益社団法人 日本看護科学学会
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Summary:要旨 目的:回復期リハビリテーション病棟(以下,リハ病棟)に勤務する看護師の多職種連携実践力に影響する要因を明らかにすることである. 方法:リハ病棟看護師245名に,インタープロフェッショナルワーク実践能力評価尺度(CICS29)を用いて質問紙調査を実施した.単変量解析で有意差がみられた変数を独立変数とした二項ロジスティック回帰分析を行った. 結果:CICS29に影響する要因は,「連携に関する現任教育の受講(Exp = 10.591)」,「療法士がチームリーダー(Exp = 19.455)」,「コミュニケーション能力(Exp = 1.157)」,「バックアップ能力(Exp = 1.180)」であった. 結論:多職種連携実践力を高めるためには,連携に関する現任教育および療法士をチームリーダーとするチームの構築,多職種の理解を深めコミュニケーション能力およびバックアップ能力を高めることの必要性が示唆された.
Bibliography:資料
ISSN:0287-5330
2185-8888
DOI:10.5630/jans.39.157