2021年度 研究・教育活動推進委員会活動報告

「1. はじめに」 2021年度の当委員会では, 学会員の研究・教育活動を推進するため, 研究に関する教育セミナー, およびシステマティックレビューによる研究活動を行った. 本稿では特に教育活動の内容と評価について報告する. 「2. 教育セミナーの企画意図」 当学会の将来構想プロジェクト(日本老年看護学会, 2020)では, 高齢者ケアのエビデンスが少ないことから, 高齢者ケアに特有なあいまいさを含めた研究方法の探求と, 現場のケアの質と研究精度の向上のために高齢者ケアを牽引する専門家を育成することを使命のひとつに挙げている. これにより, 当委員会では, 学会員の研究活動を推進し実践の場と研...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本老年看護学会誌(老年看護学) Vol. 27; no. 1; pp. 88 - 93
Main Authors 亀井 智子, 石橋 みゆき, 江藤 祥恵, 金盛 琢也, 河田 萌生, 小長谷 百絵, 坂井 志麻, 菅原 峰子, 立原 怜, 綿貫 成明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本老年看護学会 2022
一般社団法人 日本老年看護学会
Online AccessGet full text
ISSN1346-9665
2432-0811
DOI10.20696/jagn.27.1_88

Cover

More Information
Summary:「1. はじめに」 2021年度の当委員会では, 学会員の研究・教育活動を推進するため, 研究に関する教育セミナー, およびシステマティックレビューによる研究活動を行った. 本稿では特に教育活動の内容と評価について報告する. 「2. 教育セミナーの企画意図」 当学会の将来構想プロジェクト(日本老年看護学会, 2020)では, 高齢者ケアのエビデンスが少ないことから, 高齢者ケアに特有なあいまいさを含めた研究方法の探求と, 現場のケアの質と研究精度の向上のために高齢者ケアを牽引する専門家を育成することを使命のひとつに挙げている. これにより, 当委員会では, 学会員の研究活動を推進し実践の場と研究を結ぶための取り組みを行うこととした. 2021年度は, 実践・研究・教育の場で活躍する学会員の研究活動を支援することを目的とし, セミナーのテーマ設定, 具体的な内容を検討した. テーマは, エビデンスの創出に欠かすことができないシステマティックレビュー(systematic review ; SR)とし, 臨床疑問の立て方, 文献検索の方法, レビューの流れ, 量的・質的データの統合方法を学ぶ教育セミナーを計2回(2021年9月4, 23日)開催することとした.
Bibliography:委員会報告
ISSN:1346-9665
2432-0811
DOI:10.20696/jagn.27.1_88