第36回日本がん看護学会学術集会災害対策委員会主催研修会報告—COVID-19対策 その先に

Ⅰ.はじめに 災害対策委員会では,第36回日本がん看護学会学術集会の会期中に,委員会主催研修会「COVID-19対策 その先へ 〜新たなケア提供方法の創造〜」を開催した.企画趣旨は新型コロナウイルス感染症の蔓延により,がん医療においてこれまで通常とされてきた治療や療養のありかたの変更が迫られているなか,がん看護,医療に従事する看護職が創意工夫をしながら生み出す,新たながん医療,看護の試みを共有することであった.研修会では,在宅看護,緩和ケア,がん相談のそれぞれの領域で活躍されている講師から,COVID-19対策を機に,価値の見直しを行ったこと,新たな取り組みなどの経験を伺い,その後のディスカッ...

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Published in日本がん看護学会誌 Vol. 36; no. 1; pp. 98 - 100
Main Authors 今津 陽子, 菅野 久美, 中山 祐紀子, 長谷川 久巳, 荒尾 晴惠
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本がん看護学会 07.06.2022
一般社団法人 日本がん看護学会
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Summary:Ⅰ.はじめに 災害対策委員会では,第36回日本がん看護学会学術集会の会期中に,委員会主催研修会「COVID-19対策 その先へ 〜新たなケア提供方法の創造〜」を開催した.企画趣旨は新型コロナウイルス感染症の蔓延により,がん医療においてこれまで通常とされてきた治療や療養のありかたの変更が迫られているなか,がん看護,医療に従事する看護職が創意工夫をしながら生み出す,新たながん医療,看護の試みを共有することであった.研修会では,在宅看護,緩和ケア,がん相談のそれぞれの領域で活躍されている講師から,COVID-19対策を機に,価値の見直しを行ったこと,新たな取り組みなどの経験を伺い,その後のディスカッションを通し,ポスト/ウィズコロナ時代のがん医療のニューノーマルについて考えた.第6波の真っ只中であったため,会場とLIVE・オンデマンド配信のハイブリッド開催となり,参加者は会場14名,LIVE配信504名,オンデマンド配信103名の計621名であった.日々COVID-19対策を考えながら,がん医療や看護に携わる参加者にとって非常に関心の高いテーマであったことが推察された.本報告書では,研修会講師の講演内容とディスカッションの概要,研修会後アンケートの結果について報告する.
Bibliography:委員会報告
ISSN:0914-6423
2189-7565
DOI:10.18906/jjscn.36_98_imazu