The subject of conservation management of the shrine forest which inherits multi-functionality

一般的な農業集落では, 集落単位で社を祀り, 周囲を取巻く林地とともに「鎮守の森」(社叢林) として, 住民が維持管理を続けてきた。しかし, 社の中心性が弱体化し, 多機能を有する社叢林の管理が粗放化しつつある。そこで, 社叢林の保全管理活動の実態把握により, 社叢林の保全管理のあり方を検討した。滋賀県高月町を調査対象として, 区長へのインタビュー調査で管理実態を把握するとともに, 集落住民へのアンケート調査で社叢林の機能評価や保全管理活動の意向などを明らかにした。さらに, 滋賀県内市町村職員へのアンケート調査で行政支援の実施内容などについて把握し, 保全管理活動の問題点と今後の方向性について...

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Published inJournal of the Agricultural Engineering Society, Japan Vol. 72; no. 8; pp. 689 - 692,a2
Main Authors Inagaki, O. (Japan. Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries, Tokyo. Rural Development Bureau), Matsumoto, Y, Miyake, Y
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published The Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering 01.08.2004
社団法人 農業農村工学会
Subjects
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ISSN0369-5123
1884-7188
DOI10.11408/jjsidre1965.72.8_689

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Summary:一般的な農業集落では, 集落単位で社を祀り, 周囲を取巻く林地とともに「鎮守の森」(社叢林) として, 住民が維持管理を続けてきた。しかし, 社の中心性が弱体化し, 多機能を有する社叢林の管理が粗放化しつつある。そこで, 社叢林の保全管理活動の実態把握により, 社叢林の保全管理のあり方を検討した。滋賀県高月町を調査対象として, 区長へのインタビュー調査で管理実態を把握するとともに, 集落住民へのアンケート調査で社叢林の機能評価や保全管理活動の意向などを明らかにした。さらに, 滋賀県内市町村職員へのアンケート調査で行政支援の実施内容などについて把握し, 保全管理活動の問題点と今後の方向性について検討した。
Bibliography:2005001801
K01
ISSN:0369-5123
1884-7188
DOI:10.11408/jjsidre1965.72.8_689