LC-MS/MSを用いた枝豆中の残留農薬迅速一斉分析法における希釈の有用性

筆者らは迅速性,選択性,汎用性を勘案し,QuEChERS (EN 15662:2008)の原理で抽出を行い,抽出液を固相カラムで精製せず,希釈のみでLC-MS/MSを用いて測定する枝豆中の残留農薬一斉分析法について妥当性確認を実施した.その結果,202成分の農薬について,妥当性評価ガイドライン(厚生労働省通知)の目標値を満たしたことから,本法は迅速的かつ効果的な分析法として適用可能であることが考えられる....

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Published inShokuhin eiseigaku zasshi Vol. 62; no. 4; pp. 133 - 137
Main Authors 髙橋, 邦彦, 大門, 拓実
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 25.08.2021
日本食品衛生学会
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ISSN0015-6426
1882-1006
DOI10.3358/shokueishi.62.133

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Summary:筆者らは迅速性,選択性,汎用性を勘案し,QuEChERS (EN 15662:2008)の原理で抽出を行い,抽出液を固相カラムで精製せず,希釈のみでLC-MS/MSを用いて測定する枝豆中の残留農薬一斉分析法について妥当性確認を実施した.その結果,202成分の農薬について,妥当性評価ガイドライン(厚生労働省通知)の目標値を満たしたことから,本法は迅速的かつ効果的な分析法として適用可能であることが考えられる.
Bibliography:ZZ00009680
938533
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.62.133