LC-MS/MSによる畜水産物中のフルオピコリド分析法
畜水産物中のフルオピコリド試験法について検討を行った.試料に塩化ナトリウムを加え,ギ酸酸性下でアセトン抽出し,ケイソウ土カラムで脱脂後,GC (グラファイトカーボン)およびPSA (エチレンジアミン-N-プロピルシリル化シリカゲル)カラムで精製して,LC-MS/MSで測定した.10種類の畜水産物(牛の筋肉,鶏の筋肉,牛の脂肪,牛の肝臓,鶏卵,牛乳,はちみつ,うなぎ,さけ,しじみ)を対象にして基準値濃度で添加回収試験を行った結果,真度(n=5)は96~100%,併行精度2.3~6.2%,定量限界は0.01 mg/kgを設定できた....
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Published in | Shokuhin eiseigaku zasshi Vol. 57; no. 4; pp. 89 - 95 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本食品衛生学会
25.08.2016
日本食品衛生学会 |
Subjects | |
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ISSN | 0015-6426 1882-1006 |
DOI | 10.3358/shokueishi.57.89 |
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Summary: | 畜水産物中のフルオピコリド試験法について検討を行った.試料に塩化ナトリウムを加え,ギ酸酸性下でアセトン抽出し,ケイソウ土カラムで脱脂後,GC (グラファイトカーボン)およびPSA (エチレンジアミン-N-プロピルシリル化シリカゲル)カラムで精製して,LC-MS/MSで測定した.10種類の畜水産物(牛の筋肉,鶏の筋肉,牛の脂肪,牛の肝臓,鶏卵,牛乳,はちみつ,うなぎ,さけ,しじみ)を対象にして基準値濃度で添加回収試験を行った結果,真度(n=5)は96~100%,併行精度2.3~6.2%,定量限界は0.01 mg/kgを設定できた. |
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Bibliography: | ZZ00009680 902921 |
ISSN: | 0015-6426 1882-1006 |
DOI: | 10.3358/shokueishi.57.89 |