血清マグネシウム濃度, 腎臓カルシウム含量, 大腿骨マグネシウム濃度を指標とした酵母マグネシウムの生体利用性評価

酵母に含まれるMgの生体利用性を4週齢Fischer系雄ラットを用い検討した。飼料中のMgの1/2量を酵母のMgで補った群, 飼料中のMgすべてを酵母のMgで補った群を設け2週間飼育し, Control群と比較した。血清Mgレベル, 腎臓Mgレベル, 腎臓の石灰化程度, 大腿骨重量・Ca量・P量・灰分量は, 酵母MgをMg給源とした群とControl群間に有意差がみられず, 大腿骨のMgレベルについてはControl群より有意に高い値を得た。以上の結果から, 酵母MgはMg給源として有効であると考えられた。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inNihon Eiyō, Shokuryō Gakkai shi Vol. 49; no. 5; pp. 269 - 272
Main Authors 江指, 隆年, 花井, 美保
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本栄養・食糧学会 1996
日本栄養・食糧学会
Online AccessGet full text
ISSN0287-3516
1883-2849
DOI10.4327/jsnfs.49.269

Cover

More Information
Summary:酵母に含まれるMgの生体利用性を4週齢Fischer系雄ラットを用い検討した。飼料中のMgの1/2量を酵母のMgで補った群, 飼料中のMgすべてを酵母のMgで補った群を設け2週間飼育し, Control群と比較した。血清Mgレベル, 腎臓Mgレベル, 腎臓の石灰化程度, 大腿骨重量・Ca量・P量・灰分量は, 酵母MgをMg給源とした群とControl群間に有意差がみられず, 大腿骨のMgレベルについてはControl群より有意に高い値を得た。以上の結果から, 酵母MgはMg給源として有効であると考えられた。
Bibliography:542139
ZZ00014795
ISSN:0287-3516
1883-2849
DOI:10.4327/jsnfs.49.269