イオン交換クロマトグラフィー及び逆相クロマトグラフィーによる食品中のスクラロースの分析

イオン交換クロマトグラフィー(AEC)及び逆相HPLCによる食品中のスクラロースの分析法を検討した.食品中のスクラロースは水又はメタノールで抽出し,Sep-Pak C18 及び Sep-Pak Alumina N によりクリーンアップを行った.AECは,カラムに CarboPac PA1,移動相に 100 mmol/L 水酸化ナトリウム-50 mmol/L 酢酸ナトリウム溶液,検出はパルスドアンペロメトリー検出器を用いた.HPLCは,カラムに Inertsil ODS-3V,移動相にメタノール-水(25 : 75),検出は示差屈折検出器を用いた.AECによる添加回収率は 80.6~102.0%...

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Published inShokuhin eiseigaku zasshi Vol. 42; no. 2; pp. 133 - 138
Main Authors 岸, 弘子, 川名, 清子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 2001
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Summary:イオン交換クロマトグラフィー(AEC)及び逆相HPLCによる食品中のスクラロースの分析法を検討した.食品中のスクラロースは水又はメタノールで抽出し,Sep-Pak C18 及び Sep-Pak Alumina N によりクリーンアップを行った.AECは,カラムに CarboPac PA1,移動相に 100 mmol/L 水酸化ナトリウム-50 mmol/L 酢酸ナトリウム溶液,検出はパルスドアンペロメトリー検出器を用いた.HPLCは,カラムに Inertsil ODS-3V,移動相にメタノール-水(25 : 75),検出は示差屈折検出器を用いた.AECによる添加回収率は 80.6~102.0%,定量限界はチューインガムが 2 μg/g,その他の食品が 0.5 μg/g,HPLC による添加回収率は 80.2~121.2%,定量限界はチューインガムが 20 μg/g,その他の食品が 5 μg/g であった.
Bibliography:630611
ZZ00009680
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.42.133