遺伝子組換えトウモロコシCBH351系統からの組換え遺伝子の検知法

現在我が国で,食品及び飼料として安全性の確認されていない遺伝子組換えトウモロコシCBH351系統を特異的に検知するプライマーを開発し,PCR条件を設計した.PCR用プライマーは,2又は3生物種由来のDNA配列部分を増幅するように設計し,安全性が確認されている他の遺伝子組換えトウモロコシ,ダイズ,コメ,コムギ,オオムギに対して偽陽性がなく,特異的な検知を行うことができた.検知下限を調べるため,CBH351粉末とnon-GMトウモロコシ粉末の混合試料を調製し,DNAを抽出後,PCRを行った.その結果,CBH351を0.05~0.1%混合したものまで検知可能であった....

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Published inShokuhin eiseigaku zasshi Vol. 42; no. 3; pp. 197 - 201
Main Authors 松岡, 猛, 栗原, 秀夫, 末藤, 晴子, 三浦, 裕仁, 日下部, 裕子, 穐山, 浩, 合田, 幸広, 一色, 賢司, 豊田, 正武, 日野, 明寛
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 2001
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Summary:現在我が国で,食品及び飼料として安全性の確認されていない遺伝子組換えトウモロコシCBH351系統を特異的に検知するプライマーを開発し,PCR条件を設計した.PCR用プライマーは,2又は3生物種由来のDNA配列部分を増幅するように設計し,安全性が確認されている他の遺伝子組換えトウモロコシ,ダイズ,コメ,コムギ,オオムギに対して偽陽性がなく,特異的な検知を行うことができた.検知下限を調べるため,CBH351粉末とnon-GMトウモロコシ粉末の混合試料を調製し,DNAを抽出後,PCRを行った.その結果,CBH351を0.05~0.1%混合したものまで検知可能であった.
Bibliography:ZZ00009680
631048
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.42.197